ふんわりと空が明るくなり、 マチネのわた菓子が キラキラと輝きだしました。
甘くなってきたでしょう? そっちは朝のわた菓子だよ。
大きな羊が言いました。
夜のわた菓子は もうすぐお星さまになるよ
お星さまもおいしいよ
小さな羊たちの言葉に、 ソワレは自分のわた菓子を眺めます。
あ、こんぺい糖だあ。 いいなぁ、ソワレ。 わた菓子の中から 小さなお星さまが生れるんだね!
先に気づいたのはマチネでした。 ソワレのわた菓子は淡く光だし 小さな星の結晶を作りはじめたのです。